こんにちは。第三の眼代々木店の西洋占星術師、タロティストの藤井まほです。

幸せって何だっけ？

幸せになりたい、幸せに生きたいという願いはほとんどの人に共通のものにもかかわらず、わたしたちの多くは「幸せって何か」をとりたてて意識しないで日々を暮らしています。

「結婚さえすれば幸せになれる(今は結婚してないから幸せじゃない)」とか「あの人さえいなければ幸せになれる(今はあの人がいるからわたしの人生最悪)」という極端な例を出すまでもなく、目先の「不幸」な状態を排除すれば幸せになれるというものでもないですよね？

それなら自分にとっての幸せって何だろう？と考えてみるのは、幸せに至る道の第一歩かもしれません。

幸せって実はわかりにくい？

トルストイの小説『アンナ・カレーニナ』は有名な一文で始まります。
いわく「幸福な家庭はすべて互いに似通ったものであり、不幸な家庭はどこもその趣が異なっているものである」

このコラムのテーマに引きつけると、世で幸せと思われているものは画一的なイメージなのに対して、不幸はそれぞれにとって個別のものだと言っているようにも思えます。

だからこそ幸せのイメージは「結婚」とか「家族仲良く健康に」といった抽象的なものになりやすく、自分の人生から排除したい「不幸の原因」は、じつに個人的なものになってしまうのかもしれませんね。

占いのセッションをしていて思うこと

占いのセッションのフィードバックでは、「セッションのあと、あの選択をしてよかった」とおっしゃる方が多い印象があります。

占星術のセッションでもタロットのセッションでも、そのとき「場(状況)」に出ている「札(一つは限らない選択肢)」を読んでお伝えします。
場に出ている札は「運、運気」であり、「可能性」です。それ自体は「幸せ」でも「不幸」でもない。
そしてそれをどう感じるかは相談者の方の受け取り方次第です。
さらに、その方がセッションのあとにどういう選択をなさるか、どう行動されるかは占い師にもわからないんですよね。
なので、後日リピーターの方から「あのセッションを受けたあと、こうしたらこうなりました♪」といったご報告をいただくと嬉しくなります。それが結婚であれ、独立であれ、転職であれ。

背中を押されて自分の手で選び取る

そう、もうお気づきかもしれません。結婚でも離婚でも、職場に居続けるのであっても転職するのでも、「幸せ」って「自分が選んだ道」であることとセットだったりしますよね。
そう考えると占い師に「背中を押してほしい」とおっしゃる方が多いのもうなずけます。

といってもわたしは「こうしたらいいんじゃないですか」と申し上げることは少なくて、ほとんどのケースで相談者の方の判断に委ねます。
それでも、「背中を押していただきました！」と言われることが多いのは、「場に出ている札」を丁寧にご説明しているからだけなんじゃないかと思います(^^)
オプションが明確になることによってご自身の「選ぶ力」が増すわけですね。

いつ、どうなるか？が読みやすい占星術

幸福になるために占いができるもう一つのお手伝いは、タイミングを読むことです。特に占星術では、かなり具体的な時期を読むことができます。
「行動を起こすことは決意しました。でもいつやるの？」というのは誰もが抱く悩み。
それにはタイミング占星術がお役に立てるのではないでしょうか。

占星術では、星の動きを先まで読み、このテーマならこの時期に動きそうという大まかなことから、この日に臨時収入的なラッキーがありますといったピンポイントのラッキーデイまでお伝えできます。
ご希望があれば星読みメニューに加えて、オプションの「星から読むあなただけのタイミングリスト」を追加でご用命くださいね。
(タイミングリストの作成には少しお時間を頂戴します。セッション後、メールにファイルを添付してお送りいたします)

現在の天空模様で動きづらい方々へ

最近、行動を起こしたいけれどもなかなか動きづらいです、最初の一歩が踏み出せないでいます、というお話をよく伺います。

牡牛、獅子、蠍、水瓶の固定宮星座に太陽、月、アセンダントがある方は、2018年から天空の牡牛座を運行中の天王星、山羊座と水瓶座の境界を一進一退している冥王星の影響があるかもしれません。
天王星はざっくり言えばひっくり返す天体。いつまでも同じところにとどまってはいられないと突然介入してくるのですが、固定宮の「とどまりたい」性質の強い方にとっては苦手なことだったりしますよね。

冥王星は徹底的に白黒つけることを迫ってくる星。何かを手放すこと、諦めることが必要になってくるかもしれないのですが、それがつらいと「いまはまだ……」と足踏みしてしまうものです。
とはいえ現在冥王星は山羊座に戻っているので、山羊座の終わり～水瓶座初期度数あたりに出生図(生まれたときの星の配置から作るホロスコープ)の天体が集中している人により大きな影響があるでしょう。

双子、乙女、射手、魚の柔軟宮星座に太陽、月、アセンダントがある方は、今年魚座入りした土星や10年以上かけて魚座をゆっくり進んでいる海王星の影響がきついかもしれません。
試練の星とも呼ばれる土星は「冷やす」性質を持つとされています。燃え立つ情熱の勢いをそがれている方もあるでしょう。
海王星は何事もぼやかす性質がある天体なので、目標や意志がクリアでないと推進力が奪われがちです。

動きづらいと感じていらっしゃる背景には、こういう星の動きや配置があるかもしれませんね。

このような天空の天体によって起こっている(あるいは起こりづらくなっている)ことに加えて。
個人が生まれ持った資質や可能性、そしてそれがいまどのような局面を迎えているかなど、星を読むといろいろなことが見えてきます。

いまは次のチャンスを待つ雌伏のときなのか、小さくても出口を探して打開しようと努力したほうがいいのか。
そんなこともわかってくるでしょう。

さまざまな可能性を広げて一望し、そのなかからご自分の納得できる「幸せ」につながる選択をしていく。
幸せになるための選択や行動はお客様に委ねられていますが、わたしたち占い師は判断する材料や客観的な視点をご提案させていただきます。
そのようにして幸せになるお手伝いをするのが、占い師の仕事の一つとわたしは考えているのです。

(幸せになるための選択と行動については、北海道支部の夕雅さんも心理占星術の視点からブログ記事を書いていらっしゃいます、ご参考までに→幸せに生きるための選択)

藤井まほ、9月10月の鑑定スケジュール@第三の眼代々木店

ご予約可能な日は次の通りです。

9/13(水)、 9/20(水)　　(都合により27日はお休みさせていただきます)

10/4(水)、10/11日(水)、10/14日(土)、10/18日(水)、10/25日(水)
(14日は土曜日ですが臨時で入ります、平日ご来店が難しい方、ご検討くださいね)

土日の鑑定をご希望の方は、担当占い師のいない日であればお申し込みを承ります。
ご希望日の1週間前までに下記フォームよりお問い合わせくださいませ。

藤井まほ　土日の鑑定お問い合わせフォーム

占いを活かして幸せに生きるには？ ～2023年8月のブログテーマ～