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2021/01/16

心が求めた共感 〜57年前と今〜

こんにちは!第三の眼 代々木店&オンラインの森智子です。

今年も始まり、すでに半月が怒涛のごとく過ぎようとしていますね。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

57年ぶりの快挙

昨年の秋ごろ、米のBillboardで初登場1位を獲得するという快挙を成し遂げた
韓国のアーティストBTSの「Dynamite」が
非英語圏のアジア系アーティスということで話題になりましたね。

私はあまり音楽に詳しくないのですが、
息子たちがハマっているゲームでコラボがあったり、
中毒性のあるダンスやリズムで耳にすることがあり存在として知っていた程度でした。

 

その後、彼らの「Dynamite」がグラミー賞にノミネートされたというニュースを知り、
興味が湧いて調べてみたら、なんと、
アジア人で非英語圏アーティストがBillboard シングルチャートで首位を取ったのは、
坂本九さんの「SUKIYAKI」(「上を向いて歩こう」)の一度だけで、
57年ぶりの快挙だということです!

これはすごいことなんじゃないかと思い、
SUKIYAKIが1位を取得した当時のチャートを見てみたら(時間は不明)

社会天体である土星が水瓶座(風)、音楽や芸術、共感を象徴する海王星が蠍座(水)にあります。
冥王星・天王星は、乙女座で(土)のエレメントです。

Dynamiteが大躍進している今、
土星は水瓶座(風)海王星は魚座(水)
冥王星は山羊座、天王星は牡牛座で(土)のエレメントです。

57年前と今、土星が水瓶座にあること、
トランスサタニアンの滞在星座の違いはあるものの、エレメント配置が同じことが興味深いです。

それぞれの時代で心が求めたもの

SUKIYAKIが米Billboardで1位を取った1963年は、
人種差別撤廃を訴えた公民権運動「ワシントン大行進」とキング牧師の演説、
そして、ケネディ大統領暗殺。

日本でも、三池炭鉱での爆発事故と列車の二重衝突の鶴見事故で数百人が亡くなり、
力道山の刺殺など大事件と伊藤博文肖像の新1000円札発行などが起こりました。

乙女座の冥王星・天王星が示す、科学技術の進歩と高度経済成長の中、
土星水瓶座が示唆する、自由と平等への挑戦が起こった1963年は、
人々が不安と衝撃を抱えた激動の年だったとされています。

そんな社会状況も相まって、
坂本九さんの心に響く繊細な歌声と歌詞が、
国境を越えて人々を癒し、励ましや希望を届けたのではないかと感じました。

 

今、社会の枠組みが大きく変容しようとしてるコロナ禍で、
私たちが感じる不安や衝撃は、あの頃のものとは違うかもしれません。

鬱々とした空気と大激変のうねりの中、感染の不安、経済や雇用の不安、
生活や将来の不安、子育てや介護の不安、老後や健康の不安などさまざまです。

そうした状況だからこそ、
『楽しみたい!前向きに生きたい!自分を輝かせて生きたい!』
と感じる特に若者の気持ちを肯定し、
後押ししてくれる力と元気を人々が求めて生まれた流れでもあるのかなと感じます。

もちろん、彼らの歌唱力や実力、ひとりひとりの尋常ではない努力、才能や魅力、
周囲のサポートがあるからこその結果であるのは、言うまでもありません。

BTSのDynamiteのように、
パワフルでダイレクトに心に響く歌やパフォーマンスが、
水瓶座・風の時代にふさわしく、
人種をはじめとするあらゆる差を超え、新たな扉を開くパワーになり、
ポジティブな感情を呼び起こすきっかけとなれば素晴らしいなと思っています。

2021年グラミー賞授賞式は、3月15日だそうです。

 

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